僑務委員会(海外在住の台湾出身者に関する業務全般を管轄する省庁、僑委会)は、中国語を学ぶ海外の人に向けたウェブサイト「全球華文網(HuayuWorld.org)」において、3月と4月に「学華語向前走(Let's Learn Chinese)」教育動画やゲームをリリースした。さらに、台湾で就学する産学連携専門クラス(3+4技職僑生専門クラス)、海外青年技術クラス(海青クラス)に学ぶインドネシアおよびベトナム籍の華僑学生に向け、台北市教育局のクラウドを活用した学習システム「酷課雲僑校専区」において、ベトナム語とインドネシア語による全12回のオンライン中国語コースを開設した。日常生活において中国語で意志疎通ができるようになって、簡単に楽しく中国語が話せるように華僑の学生をサポートする。
僑委会は、台北市教育局と共同で3月に海外の華僑学生を支援するプロジェクト、「酷僑專案」を開始した。その一環として、クラウドシステム「台北酷課雲」のプラットフォームとその学習課程を海外の華僑学校への提供と普及に力を入れている。デジタル学習リソースを共有することで、華僑学校1,054校の中国語教師2万5,000名余りと38万人の生徒がそれらを最大限に活用できるよう期待が持たれる。このようにして、台湾の教育リソース、デジタル技術、スマート教育産業を世界に広め、各国との国際的な学術パートナーシップを確立、華僑の専門サイトを設立し、華僑の中国語能力向上を支援する。
僑委會は、専門教師にインドネシア語とベトナム語を使う初級の中国語カリキュラムを作ってもらった。クラスは1回20~30分で全12回。「酷課雲僑校専区」サイト上にリリースされている。学びやすく便利な中国語カリキュラムを通じて華僑学生が台湾での生活により馴染めるよう望まれる。